BOB MARLEY「ONE LOVE」



僕が昔パンク小僧だったころ「JAM」という伝説の雑誌があり、
僕は毎月夢中になって読んでいたのですが、ある号に「レゲエ」の特集が。
クラッシュのアルバムでレゲエなる音楽があることは知っていましたが
その詳細については全くの未知。
どうもレゲエといえばボブ・マーリーという人が有名らしいというという事を知り、
僕はなけなしの小遣いをつかんで隣の町の大きいレコード屋さんにいきました。

とりあえずそこで売っていたボブ・マーリーのレコードを購入。
その時僕が手に入れたのは「キャッチ・ア・ファイヤー」でも「エクソダス」でもなく、ましてやベスト盤でもない、
「RASTA REVOLUTION」なる有名曲を1曲も含まないボブのメジャーデビュー前の激渋アルバムでした。

家に帰り針を落とすとそこはガンジャの煙る異世界。
音もモコモコ。
エッジーなパンクロックになれた耳にはどうにもピンとこない。
でもなけなしの小遣いで買ったレコード、あきらめきれず何かある、そう信じ何度も何度も聞きこみます。
が、中学生の僕にはやはり渋すぎた。
でも何かを感じた僕はそれからもレゲエのレコードを買い続け、ついにあのリズムの虜になります。
この世界には僕の知らない不思議な音楽がたくさんある、
なんでもとりあえず面白そうなものは聴こうという今の僕につながる
アティチュードがここで身にについたのでした。

さて今回サブスクでボブ・マーリーの伝記映画「ONE LOVE」を観ました。
「エクソダス」制作時期を中心に良くまとまった映画でした。
ちょっとライブシーンが迫力不足かな?とも思いましたが雰囲気は出てます。
観る価値はありますよ。
でもまあボブはもっと顔が大きいよね?あんなモデルっぽくはないですね。
顔が大きいことは良いことですよ、念のため、本当に。

 

 今ではもう愛聴盤です↓

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