ブログ:音楽とベランダ

アナログレコードと書くこと

アナログをまた聴き始めてはや一年。新鮮な気持ちで音楽を聴けるようになり、嬉しいばかり。レコード屋でレコード探す楽しみは宝探し的なところもあり、ハンターになったような気分も楽しめ、ついつい立ちよってしまいがち。レコードに静かに針を落とし、パチパチとノイズの後から音が立ち上がる。スピーカーの前でちょっとだけ音を調整し、音楽に聴き入る。音がスピーカーから溢れてきてその質感を肌で感じる。音楽が濃密ですごくそばでなっているような気がする。そう、すごく親密な感じがするのです。 しかしアナログは針をおとしたりひっくり返したり、クリーニングしたりと何かと手間。忙しい時間帯にはやはりCDやサブスクに頼ってしまいます。最近のハイレゾはやばいくらいに音が良いのがあったりします(!!)。アナログって何かに似てるなと思ったら書くことに似てるなと。手間がかかるけどやはりそれでないと味わえない感覚があるところ。つまり僕はそういう手間がかかることを楽しむのが好きってことですね。でもそれだけの価値はありますよ。なんでもかんでもコスパやタイパで考えてたらつまらんではないですか。そんなに急いでどこへいく?と文具店の店主は思うのでした。

アナログレコードと書くこと

アナログをまた聴き始めてはや一年。新鮮な気持ちで音楽を聴けるようになり、嬉しいばかり。レコード屋でレコード探す楽しみは宝探し的なところもあり、ハンターになったような気分も楽しめ、ついつい立ちよってしまいがち。レコードに静かに針を落とし、パチパチとノイズの後から音が立ち上がる。スピーカーの前でちょっとだけ音を調整し、音楽に聴き入る。音がスピーカーから溢れてきてその質感を肌で感じる。音楽が濃密ですごくそばでなっているような気がする。そう、すごく親密な感じがするのです。 しかしアナログは針をおとしたりひっくり返したり、クリーニングしたりと何かと手間。忙しい時間帯にはやはりCDやサブスクに頼ってしまいます。最近のハイレゾはやばいくらいに音が良いのがあったりします(!!)。アナログって何かに似てるなと思ったら書くことに似てるなと。手間がかかるけどやはりそれでないと味わえない感覚があるところ。つまり僕はそういう手間がかかることを楽しむのが好きってことですね。でもそれだけの価値はありますよ。なんでもかんでもコスパやタイパで考えてたらつまらんではないですか。そんなに急いでどこへいく?と文具店の店主は思うのでした。

灼熱の東京で思うこと

お久しぶりです。しばらくさぼっていたブログをスタッフに「最近書いてませんね?」と指摘され、これはいかんと書き始めました(汗)。「書く」という行為は好きなのですが、最近思うことと書くべきことが一致せず、なんとなく遠ざかっていました。ここは自由に書きたいことを書くと決めた場所なのですが、難しいですね。やはりお店のブログなのだからそれなりの内容と意味みたいなものを考えてしまいます。でも仕切り直してがんばりましょう。 最近の暑さは異常で誰に会ってもまずはこの暑さについての会話が話の枕みたいなものになってます。僕が子供のころの暑さと今の夏の暑さは多分全く違うものになってるんだろうな。こんな暑さじゃ毎日外で缶蹴りとか自転車であてもなく走ったりできないでしょう。身の危険を感じる暑さの中ではできることも限られてしまうだろうし。 この異常な暑さは多分これからも続いていくのでしょうね。どこかで止められるポイントがあったような気がします。残念ながらそれは結構前に通り過ぎてしまったようです。これがディストピアでなくてなんなのでしょうか?とりあえず街から木を減らすのを止めてみませんか?ねぇ?  

灼熱の東京で思うこと

お久しぶりです。しばらくさぼっていたブログをスタッフに「最近書いてませんね?」と指摘され、これはいかんと書き始めました(汗)。「書く」という行為は好きなのですが、最近思うことと書くべきことが一致せず、なんとなく遠ざかっていました。ここは自由に書きたいことを書くと決めた場所なのですが、難しいですね。やはりお店のブログなのだからそれなりの内容と意味みたいなものを考えてしまいます。でも仕切り直してがんばりましょう。 最近の暑さは異常で誰に会ってもまずはこの暑さについての会話が話の枕みたいなものになってます。僕が子供のころの暑さと今の夏の暑さは多分全く違うものになってるんだろうな。こんな暑さじゃ毎日外で缶蹴りとか自転車であてもなく走ったりできないでしょう。身の危険を感じる暑さの中ではできることも限られてしまうだろうし。 この異常な暑さは多分これからも続いていくのでしょうね。どこかで止められるポイントがあったような気がします。残念ながらそれは結構前に通り過ぎてしまったようです。これがディストピアでなくてなんなのでしょうか?とりあえず街から木を減らすのを止めてみませんか?ねぇ?  

「名もなき者 A COMPLETE UNKNOWN」を観る

映画の話ばかりで文具の話もせず恐縮なのですが、観てきました「名もなき者 A COMPLETE UNKNOWN」。ボブ・ディランのデビュー前後60年代を描いた映画で、ボブを知ってる人はもちろん知らない人も楽しめる素晴らしい作品でした。できれば映画館で、無理なら暫くまってサブスクで観てください。僕は結構年季の入ったファンなのですが、全部知ってる話なのに感動しました(笑)映画館は若い人も多くていいなと思ったら主演のティモシーさんは王子様的な人気があるそうです。なるほどね。みんなボブ・ディランに興味を持ってくれるといいけど。 「時代は変わる」という曲の歌詞で「理解できないものを批判するな」という部分があり、僕はこの歌詞が好きです。ついついわからいものを批判して気分を良く過ごそうとするのはほんと良くないですよ。若い人たち、新しいものの邪魔だけはしないように気を付けたいですね。オリジナルの歌詞はこんなです。4番です。 Come mothers and fathers throughout the landAnd don't criticize what you can't understandYour sons and your daughters are beyond your commandYour old road is rapidly...

「名もなき者 A COMPLETE UNKNOWN」を観る

映画の話ばかりで文具の話もせず恐縮なのですが、観てきました「名もなき者 A COMPLETE UNKNOWN」。ボブ・ディランのデビュー前後60年代を描いた映画で、ボブを知ってる人はもちろん知らない人も楽しめる素晴らしい作品でした。できれば映画館で、無理なら暫くまってサブスクで観てください。僕は結構年季の入ったファンなのですが、全部知ってる話なのに感動しました(笑)映画館は若い人も多くていいなと思ったら主演のティモシーさんは王子様的な人気があるそうです。なるほどね。みんなボブ・ディランに興味を持ってくれるといいけど。 「時代は変わる」という曲の歌詞で「理解できないものを批判するな」という部分があり、僕はこの歌詞が好きです。ついついわからいものを批判して気分を良く過ごそうとするのはほんと良くないですよ。若い人たち、新しいものの邪魔だけはしないように気を付けたいですね。オリジナルの歌詞はこんなです。4番です。 Come mothers and fathers throughout the landAnd don't criticize what you can't understandYour sons and your daughters are beyond your commandYour old road is rapidly...

花粉時期の過ごし方 休日ダラダラ編

僕は花粉症なので春をここ最近心から楽しんだことがありません。年をとると花粉症がおさまるという話を聞いたことがあったのですがまだまだ修行が足りないようです。というわけでお休みの日に外出することがまれになります。先日の休みは2本、自宅でサブスクで映画鑑賞。「パーフェクトデイズ」は一時期とても刺激を受けたヴィム・ヴェンダース監督作。「パリ・テキサス」や「ベルリン天使の詩」は今見ても傑作だと思います。「パーフェクトデイズ」もヴェンダース監督らしい映画でしみじみと感動します。映像も役者も素敵です。でも見終わった後に強烈な違和感が残るのも事実。これは誰が誰のために作ったのだろう?調べるとすぐにわかるのですがTOTOがお金をだしてユニクロが絡んで作った映画でした。うーん、何か大事なことが抜けている、ちょっとインテリのお金持ちがお金持ちのために作った夢想映画とも見えてきてしまいます。別に誰が悪いわけでもないのだけど。それに引き換え「ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ」は肝の据わった映画でした。1作目が大ヒットし、ジョーカー信者が生まれ(日本にもいました)社会問題にもなった作品。そんな1作目に片を付ける?べくジョーカーを人間として愛をもって描く監督とホアキン・フェニックス。ミュージカル仕立てがどうなのかな?と思うけど良い映画でした。ガガもさすがに歌がうまいし、演技もいける。 どちらも楽しめる、考えさせられる映画なのでぜひ見てください。

花粉時期の過ごし方 休日ダラダラ編

僕は花粉症なので春をここ最近心から楽しんだことがありません。年をとると花粉症がおさまるという話を聞いたことがあったのですがまだまだ修行が足りないようです。というわけでお休みの日に外出することがまれになります。先日の休みは2本、自宅でサブスクで映画鑑賞。「パーフェクトデイズ」は一時期とても刺激を受けたヴィム・ヴェンダース監督作。「パリ・テキサス」や「ベルリン天使の詩」は今見ても傑作だと思います。「パーフェクトデイズ」もヴェンダース監督らしい映画でしみじみと感動します。映像も役者も素敵です。でも見終わった後に強烈な違和感が残るのも事実。これは誰が誰のために作ったのだろう?調べるとすぐにわかるのですがTOTOがお金をだしてユニクロが絡んで作った映画でした。うーん、何か大事なことが抜けている、ちょっとインテリのお金持ちがお金持ちのために作った夢想映画とも見えてきてしまいます。別に誰が悪いわけでもないのだけど。それに引き換え「ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ」は肝の据わった映画でした。1作目が大ヒットし、ジョーカー信者が生まれ(日本にもいました)社会問題にもなった作品。そんな1作目に片を付ける?べくジョーカーを人間として愛をもって描く監督とホアキン・フェニックス。ミュージカル仕立てがどうなのかな?と思うけど良い映画でした。ガガもさすがに歌がうまいし、演技もいける。 どちらも楽しめる、考えさせられる映画なのでぜひ見てください。

デヴィッド・リンチ

デヴィッド・リンチが逝ってしまいました。とてもユニークでオリジナルな人でした。彼の映画が好きでした。彼が存在していることが僕の勇気になりました。世界はまた少し退屈になりました。 「デヴィッドがもうこの世にいない今、世界に大きな穴が開いたような気がします。でも、彼がよく言っていたように『ドーナツに目を向けて、穴に目を向けないようにしましょう』。今日は金色の太陽と青空が広がる美しい日です」リンチの遺族のメッセージです。 R.I.P  

デヴィッド・リンチ

デヴィッド・リンチが逝ってしまいました。とてもユニークでオリジナルな人でした。彼の映画が好きでした。彼が存在していることが僕の勇気になりました。世界はまた少し退屈になりました。 「デヴィッドがもうこの世にいない今、世界に大きな穴が開いたような気がします。でも、彼がよく言っていたように『ドーナツに目を向けて、穴に目を向けないようにしましょう』。今日は金色の太陽と青空が広がる美しい日です」リンチの遺族のメッセージです。 R.I.P  

呼ばれ方

最初は一人で始めたお店なので、誰になんて呼ばれるかなんて気になることもなかったのですが、スタッフも結構増え、呼び名がないのも困るので今現在「オーナー」と呼ばれています。他にもう少しピンとくるものはないかとよく考えます。「社長」は会社じゃないので変だし、「ボス」はなんだかマッチョ感が強くてや。「店長」はもういる(妻)し「おい」と呼ばれたらやっぱりちょとけんか腰になるし、そうなれば今のが一番ましかなとも思います。以前ファンクの帝王 ジョージ・クリントンが来日中ソウル・バーを訪れた際、店主がマスターと呼ばれているのを知って、「こんな素敵な店なのだからマスターなんてもっと差別的な呼び名をしないで欲しい」 と言ったそうです。 マスターは奴隷制があった時代に白人の農園主に対して使われていた呼称です。そう呼び名はメッセージであり愛であり世界なのです。名前は体を表すので私がもっと立派になればよいのだけど。そういえば父は「先生」と呼ばれたな。さほど世間的に素晴らしい人ではなかったんだけど。愛すべき人ではあったな。

呼ばれ方

最初は一人で始めたお店なので、誰になんて呼ばれるかなんて気になることもなかったのですが、スタッフも結構増え、呼び名がないのも困るので今現在「オーナー」と呼ばれています。他にもう少しピンとくるものはないかとよく考えます。「社長」は会社じゃないので変だし、「ボス」はなんだかマッチョ感が強くてや。「店長」はもういる(妻)し「おい」と呼ばれたらやっぱりちょとけんか腰になるし、そうなれば今のが一番ましかなとも思います。以前ファンクの帝王 ジョージ・クリントンが来日中ソウル・バーを訪れた際、店主がマスターと呼ばれているのを知って、「こんな素敵な店なのだからマスターなんてもっと差別的な呼び名をしないで欲しい」 と言ったそうです。 マスターは奴隷制があった時代に白人の農園主に対して使われていた呼称です。そう呼び名はメッセージであり愛であり世界なのです。名前は体を表すので私がもっと立派になればよいのだけど。そういえば父は「先生」と呼ばれたな。さほど世間的に素晴らしい人ではなかったんだけど。愛すべき人ではあったな。